オリマスク図面

商用・非商用を問わず自由にお使いいただけます。
組立方法はこちらをご覧ください。

  • A3サイズの図面(PDF形式)
    オリマスクのオリジナルサイズの図面です。A3の用紙に印刷して型紙としてご利用ください。

  • A4サイズの図面(PDF形式)
    A3サイズが印刷できない方のために、A4サイズでオリマスクの片側をつくるための型紙を提供しています。この型紙に沿ってつくった2枚の不織布をつなぎ合わせることで、オリマスクとして組み立てることができます。

不織布の調達方法

不織布は100円ショップのラッピング用品コーナー等で売られています。ポリプロピレン製で、厚みがそこそこあり、キメの細かいものを選ぶと良いでしょう。

100円ショップで購入した不織布の捕集効率についてはオリマスク研究所でも紹介しています。マスクとして使用する前に、ナイロン製の歯ブラシで擦ることで摩擦帯電が起き、捕集効率が向上することが確認されています。歯ブラシの素材はナイロン製以外のものもありますので、歯ブラシ使う場合には毛の素材を良く確認してください。

オリマスクの作り方や、捕集効率を上げるためのコツについては、以下のYouTube動画でも紹介しています。

耳紐のつくりかた

100円ショップ等で売られているタイツやストッキングをハサミで切って使います。使い古しのものでも構いません。寸法が異なるので、以下のように「太もも」「ひざ」「ふくらはぎ」に分けて作ると良いでしょう。

耳紐職人の動画です。慣れれば1個数秒で作れます。

鼻当てのつくりかた

市販のラッピングタイを使います。100円ショップではラッピング用品売り場にあります。ホームセンターでは電気用品や、園芸用品としても売られています。パン屋さんでは、食パンの包装で使われています。ニッパーでカットして好きな大きさにすると良いでしょう。

自作例のご紹介

実際の制作事例や、様々な工夫をご紹介します。

MRI室での事例

病院のMRI室で患者さんが仰臥位(ぎょうがい、仰向けに寝ている姿勢)を取る時に、サージカルマスクが息苦しく装着されたがらないとのことでした。急遽、医療関係者が手作りでオリマスクを制作された例です。

ホチキスは用いずに市販のヒートシーラーを使われています。また、鼻当ても付けていません。磁性体も導電体も一切無いので、安心してMRI室内でお使いいただけるとのことです。

※この病院ではCOVID-19感染対策により、MRI検査全例でマスクを着用することになりました。しかし普通のマスクでは鼻当て部分に金属が使われるため、MRI室に持ち込むことができませんでした。非磁性体のアルミでも、撮影部位が頭部だと磁性体ほどではないにしても、画像ノイズ(アーチファクト)の原因になることと、熱傷のリスクがあり、通常は持ち込まないようになっています。

手縫いの事例

ホチキスを使わず、「手縫い」で仕上げられた事例です。
とても綺麗な仕上がりになっています。